「子供は親の鏡」と感じること。親であれば誰しも一度は経験をするのではないでしょうか。私も親のひとりですが、最近特にぞくっとするのが我が子の言動に自分をみる瞬間です。子供が「ありがとう」とかわいらしい顔で他の人に言っていると、誇らしげに我が子を見ます。その半面、良からぬ言動をすると、誰のまねをしているのかしらと一瞬人を疑ってみることがあります。そんな時、頭を振り自分の言動を振り返ってみると、残念ながら他人ではなく自分に原因があると気付くことの方が多いのです。
最近、ガーディアンが決まったお子さんでこんなエピソードがありました。ガーディアン決定前には必ず、お子さんにはガーディアン候補のご家庭に数日滞在していただきます。このお試し滞在の後、双方が好感触であればガーディアン決定です。このお子さんのお試し滞在後、ガーディアン家庭からは「天ぷらを作ってくれて、家族全員で楽しいひと時を過ごせた」という感想がありました。実はこのお子さん、お料理などしたことがないのです。ガーディアンが日本料理で天ぷらが好きと聞き、天ぷら粉をスーパーで見つけその袋の裏に書いてあった説明書をもとに作ってみたとのこと。食材は何が良いか自分で考えて、パプリカやマッシュルーム、エビなどを選択。お塩で食べていただいたそうです。ちなみにこの天ぷら、13歳の男の子の作品です。
このお子さんの親御さんは美食家でいらっしゃいますが、息子さんに料理を教えたことはありません。教えなくても、「人のために何かをする」「自分で考える」ということを普段から親御さんが見せているのだと思うのです。ボーディング・スクールの教育方針の基本にもこれらは大切とされていますので、このお子さんは留学生活からも学んでいるとも言えますが、やはり基本は親御さんの姿が影響しているのではないでしょうか。
自分磨きに気合が入る今日この頃です。
長谷明子
2010年5月28日
2010年5月20日
伝統はどこまで強い
世の中どこに行っても意見をまとめるって大変ですね。我が国も民主党政権になって再出発かと思いきや、ダメだしが続いており、先があまり見えませんが、英国でも保守党、労働党という2大政党のどちらも過半数を取れずに久々の連立政権が決まりました。政治そのものは別として、この度の保守党と自由民主党の党首のバックグランドはあまりにも見事。キャメロン党首は貴族の血縁であり、Eton College、Oxford大学出身。クレッグ党首は、Westminster College、Cambridge大学出身。お2人とも名門Prep Schoolからのまさに英国のエリート教育を絵に描いたよう!庶民派であることをメディアなどを通じて打ち出すのに余念がないようですが、彼らのスピーチを聞けば、一瞬にして英国の階級社会が映し出されます。先日もある名門Prep Schoolの新校長に代々英国の首相を輩出した家系のEton-Oxford出身者が決まりました。この校長の前職は国会議員です。
長年英国のPublic Schoolの仕事をしていているとこの手のゴシップが気になります。世論は教育の平等性を訴えますが、16世紀から続く伝統の教育はビクともしないようです。それでも労働党政権では、ブレア首相のように本人はPublic School出身にもかかわらず、子供を公立に入れざるを得ず、苦慮したなど、多少の「遠慮」はあったようですが、保守党に政権が移るとどうなるのかは見ものです。
政治そして選挙への関心が日本と同様に低下してきたと言われる英国ですが、留学生達に聞いてみると、Prep Schoolのような低年齢層の集まる学校でも皆の関心が結構高いことが分かります。学内で模擬選挙のようなアクティビティを行い、政党支持の討論やスピーチをするなど、内容もごく本格的。さてここから未来の英国だけでなく、様々な国を統括する国の代表が育っていくのでしょうか?君の友達かもよ!
渡邊和子
長年英国のPublic Schoolの仕事をしていているとこの手のゴシップが気になります。世論は教育の平等性を訴えますが、16世紀から続く伝統の教育はビクともしないようです。それでも労働党政権では、ブレア首相のように本人はPublic School出身にもかかわらず、子供を公立に入れざるを得ず、苦慮したなど、多少の「遠慮」はあったようですが、保守党に政権が移るとどうなるのかは見ものです。
政治そして選挙への関心が日本と同様に低下してきたと言われる英国ですが、留学生達に聞いてみると、Prep Schoolのような低年齢層の集まる学校でも皆の関心が結構高いことが分かります。学内で模擬選挙のようなアクティビティを行い、政党支持の討論やスピーチをするなど、内容もごく本格的。さてここから未来の英国だけでなく、様々な国を統括する国の代表が育っていくのでしょうか?君の友達かもよ!
渡邊和子
2010年5月7日
間近なもの
それはイギリスへの出張。毎年ほぼ春から初夏にかけてのシーズンにたいてい現地に飛びます。一番の目的は春に出発したばかりの新規留学生たちが9月にボーディング・スクールに入学する前に「慣らし」生活をしている研修先で元気にしているか、チェックをしに行くことです。これに加え、もちろんボーディング・スクールもいくつか視察をして回ります。実は、ギャビタスの留学生の行くボーディング・スクールは必ず代表の渡邊と私の間で訪問をしておくという暗黙のルールがあります。二人の間で視察したボーディング・スクールの数は有に100は超えるでしょう。
新規留学生の学校選びをする時、やはり重要になるのが「その学校を視察したことがあるかどうか」です。もちろん、学校に関する情報はネット上で学校が公開しているものだけでもかなり入手できますし、ギャビタス生の在校生がいれば一番確かです。しかし、最終的にはその学校に対する「イメージ」という、ファクターでもなんでもないファジィな部分が決め手になることも多いんですね、ここだけの話。(笑) 受付の応対、廊下ですれ違う生徒の表情、ダイニングのスタッフの小奇麗さ、寮を案内する先生が各生徒のベッドの位置を把握しているか、校長や先生との会話など意外にささいなことからも学校のイメージって出来てゆくものです。渡邊と私が共通で訪れたことのある学校ばかりではないので、お互いが学校のイメージを伝え合う作業も念入りに行います。不思議なもので、二人とも一定量を見た経験があるので伝え方がどんどん巧み・・というかオタクになってきます。「ここの寮はA校のβ寮とリラックス感が似てる。寮長はB校のγ寮の前任者っぽい」とか、「ここの食事はこれまで見たベスト3を凌ぐ。バラエティが半端じゃない。ケータリングスタッフをかなり吟味しているらしい」などと、幸い的確に伝える材料には事欠きません。まぁ、これだけの雑データはなかなかコンピューター管理とはいきませんので、できるだけ他のスタッフに喋ってイメージが形づくられていくように努めてもいます。
さて、たいていの学校では訪問の際、歓待してくださった上で去り際には「またいつでもいらしてください。大歓迎ですよ」くらいのことは仰ってくださいます。たったの1時間半の訪問のためにロンドンから1泊2日かけて行った時などは、「簡単に言うなっ」・・・と心の中で呟くのですが。さて、今年は踏破の記録がいくつ伸びるでしょうか。しかしまずは噴火がこれ以上活発にならないことを祈りましょうか・・・
山岸いつみ
新規留学生の学校選びをする時、やはり重要になるのが「その学校を視察したことがあるかどうか」です。もちろん、学校に関する情報はネット上で学校が公開しているものだけでもかなり入手できますし、ギャビタス生の在校生がいれば一番確かです。しかし、最終的にはその学校に対する「イメージ」という、ファクターでもなんでもないファジィな部分が決め手になることも多いんですね、ここだけの話。(笑) 受付の応対、廊下ですれ違う生徒の表情、ダイニングのスタッフの小奇麗さ、寮を案内する先生が各生徒のベッドの位置を把握しているか、校長や先生との会話など意外にささいなことからも学校のイメージって出来てゆくものです。渡邊と私が共通で訪れたことのある学校ばかりではないので、お互いが学校のイメージを伝え合う作業も念入りに行います。不思議なもので、二人とも一定量を見た経験があるので伝え方がどんどん巧み・・というかオタクになってきます。「ここの寮はA校のβ寮とリラックス感が似てる。寮長はB校のγ寮の前任者っぽい」とか、「ここの食事はこれまで見たベスト3を凌ぐ。バラエティが半端じゃない。ケータリングスタッフをかなり吟味しているらしい」などと、幸い的確に伝える材料には事欠きません。まぁ、これだけの雑データはなかなかコンピューター管理とはいきませんので、できるだけ他のスタッフに喋ってイメージが形づくられていくように努めてもいます。
さて、たいていの学校では訪問の際、歓待してくださった上で去り際には「またいつでもいらしてください。大歓迎ですよ」くらいのことは仰ってくださいます。たったの1時間半の訪問のためにロンドンから1泊2日かけて行った時などは、「簡単に言うなっ」・・・と心の中で呟くのですが。さて、今年は踏破の記録がいくつ伸びるでしょうか。しかしまずは噴火がこれ以上活発にならないことを祈りましょうか・・・
山岸いつみ
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